フィリピの信徒への手紙2章9~11節

「天からの救い主」

「このため、神はキリストを高くあげ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。
こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、
すべての舌が「イエス・キリストは主である」と公に宣べて、父である神をたたえるのです。」
(フィリピの信徒への手紙2章9~11節)

キリスト教信仰の中に、多くの人から「迷信だ、非科学的だ」とよく言われる教えが二つあります。一つは、真の神が人間イエスとして生まれたという教え、もう一つは、十字架に死んだキリストが復活したという教えです。しかし、キリスト教会は、このいずれをも最も大切な教えとして信じ続けています。

この二つを合わせると、天におられた真の神が人間となってこの世に生まれ、十字架で死んで、しかしよみがえって、再び天に昇られた、となります。確かに、信じてもらいやすいというだけであるなら、神の御子がずっと天にいて愛の教えを語られたというだけの方がよさそうです。それなのに、なぜ、キリストはエレベーターのように上下移動されたのでしょうか。

それは、私たちが、愛の教えを語られただけでは自分で自分を救い上げることができないからに他なりません。それで、最後の手段としてご自身人間となって天から私たちの所まで降りてきてくださり、まさにエレベーターに乗せるようにして私たちを救い上げに来てくださった。これが、キリストという天からの救い主だったのです。信じられないのは、私たちの罪の深さと、キリストの救いの愛の大きさではないでしょうか。このキリストの愛を信じる以外に、私たちに罪の赦しはありません。

<祈り>
神様。私たちを罪から救い上げてくださるために、御子キリストを私たちのところまでお下しくださり、感謝いたします。どうか、私たちがこのキリストの救いを心から信じることができますよう、お導きください。